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【手順】Autonomous Database接続

手順

作業環境

・VM.Standard2.1 Oracle Linux 7.9
・Autonomous Database(共有インフラ、OLTP用)

手順概要

  1. sqlplusインストール
  2. Walletダウンロード
  3. sqlplus.ora編集
  4. 環境変数ORACLE_HOMEの設定
  5. 接続

    1. sqlplusインストール

    OCIのVMにssh接続しておきます。

$ ssh -i <秘密鍵パス> opc@<パブリックIP>


次に、ここからrpmをダウンロードします。basicとsqlplusの2つが必要です。

$ wget https://download.oracle.com/otn_software/linux/instantclient/19600/oracle-instantclient19.6-basic-19.6.0.0.0-1.x86_64.rpm
$ wget https://download.oracle.com/otn_software/linux/instantclient/19600/oracle-instantclient19.6-sqlplus-19.6.0.0.0-1.x86_64.rpm


ダウンロードしたrpmをインストールします。先にbasicの方からインストールする必要があります。

$ sudo yum install oracle-instantclient19.6-basic-19.6.0.0.0-1.x86_64.rpm
$ sudo yum install oracle-instantclient19.6-sqlplus-19.6.0.0.0-1.x86_64.rpm


最後にバージョン確認。

$ sqlplus64 -V



2. Walletダウンロード

WebコンソールでAutonomous Databaseの画面に行きます。DB接続ボタンからウォレットをダウンロードすることができます。このDBにだけ通用するウォレットがほしいので、インスタンスウォレットを選択します。 f:id:meisou-tsuru:20210919154138p:plain

ローカルにダウンロードしたら、vmに転送しておきます。

scp -i <秘密鍵パス> <walletパス> opc@<パブリックIP>:/home/opc

転送したら任意のディレクトリに置いて解凍します。

$ mkdir -p ~/network/admin
$ mv Wallet_db01.zip ~/network/admin
$ cd ~/network/admin
$ unzip Wallet_db01.zip



3. sqlplus.ora編集

まずはTNS_ADMINという環境変数を設定しておきます。

$ export TNS_ADMIN=~/network/admin

そのあとでsqlplus.oraを編集します。このファイルは解凍したウォレット内に格納されています。viで開いて以下のように編集します。
↓ 編集前

WALLET_LOCATION = (SOURCE = (METHOD = file) (METHOD_DATA = (DIRECTORY="?/network/admin")))
SSL_SERVER_DN_MATCH=yes


↓ 編集後

WALLET_LOCATION = (SOURCE = (METHOD = file) (METHOD_DATA = (DIRECTORY="$TNS_ADMIN")))
SSL_SERVER_DN_MATCH=yes

変更箇所は、?/network/adminの部分です。ここはウォレットの保存場所を記述する箇所なのですが、先ほど設定した環境変数TNS_ADMINがあるのでこれを記述しました。

4. 環境変数ORACLE_HOMEの設定
$ export ORACLE_HOME=~
$ echo $ORACLE_HOME

echo結果が /home/opcとなりました。これでOKです。

5. 接続

tnsname.oraをcatなどで確認すると、4つの接続サービス名が出てきます。ちょっと接続確認したいだけなので、今回はlowでつなぎます。

$ sqlplus admin/<adminのパスワード>@db01_low

db01はAutonomous Databasesを作成した時に指定したDB名です。以下のような接続時のメッセージが出て、接続することができました。

SQL*Plus: Release 19.0.0.0.0 - Production on Sun Sep 19 06:05:26 2021
Version 19.6.0.0.0

Copyright (c) 1982, 2019, Oracle.  All rights reserved.


Connected to:
Oracle Database 19c Enterprise Edition Release 19.0.0.0.0 - Production
Version 19.12.0.1.0
/*** Original ***/